『過ごしやすい1日』 2020.11.23

森歩き1日コース

ピカーンと晴れた今日は、森歩き1日ツアーに行ってきました。
このツアーは「どこどこに行きます!」というのは決めておらず、
ツアー当日の天気やご参加いただいたお客様のリクエストを聞いて、
ツアー当日にお客様と一緒に決めていきます。

今日のリクエストは『おまかせ』を頂きました。
ということで、お天気も良かったので、父島の青空と海が見渡せる展望台を中心に散策してきました。
 

作戦会議をした場所はウエザーステーション。
北~西~南側まで見渡せるこの場所で、今日は北は聟島列島、南は母島列島がしっかりと見ることが出来ました。
もうそろそろ、2020年ザトウクジラ初観測の一報があってもよいのですが、今年はまだ。。。
ということで、ザトウクジラのブロー探しもしてきました(残念ながら見つかりませんでしたが)
【この日の夕方、母島の展望台でザトウクジラの観測が出来ました!父島通り過ぎてる~笑
さ~今シーズンはどんなクジラたちに会えるのか、今からワクワクです】

続いて、戦時中に撃墜・不時着したアメリカ軍戦闘機や旧陸軍の輸送船(座礁船)を見に境浦を訪れました。
森歩きツアーですが、自然だけではなく島の歴史などもお話していきます。

ジャングルでは絶滅危惧種の「アカガシラカラスバト」にも会うことが出来ました。
これから繁殖時期となるアカポッポは、いませっせと木の実を食べ、恋人を探しています。
耳を澄ませて歩いていると、
ジャングルの奥の方からバファバファバファと羽ばたく音を響かせ、私たちに向かって2羽飛んできました。

散策していると、こんなものを見つけました。

小笠原固有種タコノキの実をオガサワラオオコウモリが食べた後です。
口の中で実を押し潰して液体を絞り出した残り(硬い繊維質)を飲み込まずに吐き捨てたものも落ちていました。
とてもフレッシュだったので、おそらく昨晩ご飯を食べに来ていたのでしょう。

島の植物や生き物だけではなく、戦前・戦時中の暮らしぶり、そしていまの私たちの暮らし方など、
幅広くお話ししながら散策をした1日でした。
お天道様のご機嫌も良く、ツアー日和でしたね。

ツアーご参加いただいたお客様へ
ありがとうございました。