『最後のドック中でのカヤックツアー』 2020.1.26

無人島アドベンチャーコース

東京・竹芝と父島を結ぶ「おがさわら丸」が、
年に一度の「ドック期間(定期整備)」に入っています。
ドック期間中は約3週間、、、それまでお客様は入れ替わることがありません。

じつは来年度からはこのドック期間中に代替船が運航する予定になっており、
船の運航がストップすることはありません。

今回が最後のドック期間ということになります。

個人的には、お客様が限りなく少ないこの期間は好きでした。
食糧難になる。
お客様が少ないので普段行っているツアーはほとんど催行されない。
そんなマイナスな点もひっくるめても、好きでした。

なぜかというと、ザトウクジラが島の周りで見られる機会が増えてくるから。

年末年始から少しずつザトウクジラの遭遇率が増えはじめ、
1月中旬あたりから、展望台でそこら中ザトウクジラを見ることができ、
1月末にはザトウクジラ探さなくてもそこにいるじゃんというレベルで見られます。

この日は、もう島民になっちゃうんじゃないの!?という3週間のなが~い期間を
小笠原で過ごされているお客様と一緒にカヤックツアーに行ってきました。

ジニービーチを目指している途中でザトウクジラの親子に逢いました。

ザトウクジラのブローを見つけてから、カメラを水中に突っ込んでみると
彼らの鳴き声が聞こえてきます。
そして、カヤックの目の前に親子のザトウクジラが。
その後、子供のクジラがジャンプの練習をしながら泳いでいきます。
ぜひ動画でご覧ください。



貸切のジニービーチでのんびり休憩して、
また帰りもクジラを探しながら・ウオッチングしながら漕いできました。


カヤックを漕ぎながらクジラ・イルカが見れるポイントは世界中にありますが、
こんなにもお手軽に島から近い距離で会える場所はなかなかありません。

来年度の1月中旬以降からクジラ好きのお客様、ぜひぜひお勧めです!

またカヤック好きなお客様へ
海況が良ければ、クジラに出会える確率は高いです。
アラスカやカナダなど日本から遠い場所に行かなくても、東京都でクジラに出会えます。
(まぁ小笠原は東京都ですが、いろんな意味で遠い場所です)
カヤック漕ぎながら、彼らの呼吸音を聞き、
カヤックの下から響く彼らの声を聴き、
目の前で振り上げる大きなを尾を見て、カヤックのすばらしさを再認識すると思います。

自然と一つになれる乗り物カヤック
ぜひ小笠原に遊びにきてください。