冬の花(day4)

冬に咲く花で私が一番好きなのはムニンタイトゴメ

ジャングルの中ではなく、岩場などの荒れた地を好む。

冬の冷たい風が吹き荒れる中、この小さな花は可憐に咲く。

その小ささは高さ5センチ程度。

葉は名前がタイトゴメ(大唐米)とつくからに、お米のサイズ・形をしている。

この黄色い花と葉のサイズバランスがちぐはぐなところが可愛らしい。

父島ではそう多くは咲いていないが、兄島にはたくさんある。

現在ドック中のため、ソルマルツアーは休業。

では私はなにをやっているかというと、

小笠原に生息するハンミョウやトンボの調査をしている。

普段、属島に上陸する機会はほとんどないため、

このような調査は私にとってはとても有意義な時間になる。

この経験が、私のツアーの主軸となり、お客様にお話しできる旬な情報となる。

現在、属島ではたくさんの外来種問題を抱え、在来種が危機に瀕している。

きっと私が生きている間には解決しないだろう・成果がでないだろうという問題はたくさんある。

ただ、

手助けすることで、踏みとどまっているもしくは回復の兆しが見られたりもする。

ムニンタイトゴメはヤギの食害や踏圧の影響を受けて、数を減らしていると考えられる。

ヤギのいなくなった兄島では裸地化した岩場にたくさん咲いている。

この可愛らしい花が父島でもそこかしに見ることが出来たら良いなと思う。

すだっち

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